サービス担当者会議

ケアワーカーヒカル

2009年11月25日 22:03

後輩から質問があったので

ブログを通して

公開お返事です♪

長いし、専門的なので

興味がない方は

スルーをお勧めします(笑)

ホントは見てほしいですが♪

Q:ケアの見直しのための
サービス担当者会議を開催するにあたり

1、本人の意向を
①会議の前日までに聞いておいた方がよいか

②会議のはじめに聞いた方がよいか

2、家族の意向を
①会の初めに聞いた方がいいか

②話し合いをすすめた最後に聞いた方がよいのか


資料としては
「介護支援専門員研修テキスト」のP425

第五節 サービス担当者会議の方法~
に詳しく内容が記載されています。

また、中央法規から出版されている

「ケアマネージャー」の2009年2月号の特集に
ケアマネ業務再入門とありますので

参考になります♪

では、上記の参考文献と
ワタシの少ない経験から

お答えします

A:

結論から言います

「大まかでも本人・家族の意向は知っておくべし!」

やっておくのは1、①ですね
誰のための介護保険か?という事です

2、も同様。意向は前もって把握した方がよいでしょう
会議で「知らなかった」て事は最悪です

参加する家族の関わりにもよりますがね

ただし、ここでは
本人や家族など基本情報がないままで

不特定多数の状況から出している答えです

ケースバイケースだという事をお忘れなく♪

ここで目的が
「ケアの見直し」とありますので
利用者の状況が大きく変化した状態と仮定します

まず、何故ケアの見直しが必要になったか
に戻り、情報を集めて整理します。

「足の力が弱くなって転びやすくなってきた」とか
「介護者の精神的疲労が溜まってきた」とか
何らかの情報から

会議開催の必要を感じたから
開催しようと調整をします

明確になった必要性(ニーズ)の情報を
とにかくたくさん集めること

そこから
本人、家族の意向も聞くことになるでしょう

ただ、いつ聞くのかは

この浮かび上がった必要性(ニーズ)を取り巻く

環境因子をよく考えた方がよいでしょうね

たとえば、力関係。

夫婦であれば生活歴から
亭主関白のだんなには
意見の言えなかった妻がいたり

その逆もしかり

親子であれば
仲が良くて介護している
いやいや仕方なく介護している

これだけでも

多様なケースが考えられますよね

ケアマネが注意するのは会議で

何を目的・時間・結論を意識する必要があります。

そのために準備は念入りにした方がよいでしょう

また、いつまでに、なにを、どこまで、どのように

などの落とし所をはずさないよう

会議を和やかにリラックスして意見交換ができるように
したいものです

ちなみに

ワタシの実体験では

会議の進行をしながら、

参加者に最初に目的を伝え

共通理解しているか確認して

開催にいたった経緯を説明、

そこから本人、家族の意向
次にサービス事業者の専門意見

それらを意見交換していきながら

さらにニーズを探っていく作業
を進めて

「こうしていこう!」

と皆の同意が得られてから
会議を終了

後日、会議内容を反映させた
修正したケアプランを本人・家族に見せて
内容を確認する

って感じでした。

長文になりました
ご覧になった方、いかがでしょうか

コメントしにくいと思いますが
ご意見くださいね







関連記事